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ID 116436
著者
キーワード
温度刺激検査
caloric test
前庭誘発筋電位
VEMP
制吐薬
anti-emetic drug
ステロイド
steroid
平衡リハビリテーション
vestibular rehabilitation
資料タイプ
学術雑誌論文
抄録
前庭神経炎は, 聴覚症状を伴わない単発性の突発性回転性めまいを主症状とする疾患である. 診断には温度刺激検査で半規管機能低下(CP)を認めることが必要である. 上前庭神経の障害が最も多いと考えられているが, 全前庭神経の障害や下前庭神経単独の障害および内耳障害によると考えられる症例も存在する. 急性期の治療は, 制吐薬や抗不安薬などの対症療法が基本となる. 制吐薬は, 第一世代の抗ヒスタミン薬および抗ドパミン薬が用いられる. 抗不安薬の投与は短期間にとどめる. また, CPの回復を期待したステロイド治療が有効であるとのエビデンスがある. 慢性期には, 前庭代償を促進するための平衡リハビリテーションが有効であり, 浮動性めまいやQOLを改善する.
ISBN
9784881179918
掲載誌名
Monthly Book ENTONI
cat書誌ID
AA11549586
出版者
全日本病院出版会
200
開始ページ
22
終了ページ
26
発行日
2016-12
EDB ID
フルテキストファイル
言語
jpn
著者版フラグ
出版社版
部局
病院