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ID 115903
Title Alternative
がん緩和ケア患者の予後予測と口腔内状況
Association between Survival Prognosis and Intraoral Conditions in Cancer Patients Receiving Palliative Care
Author
Terada, Izumi University of Shizuoka|Tokushima University|Seirei Hamamatsu General Hospital
Yamada, Hirohide Seirei Hamamatsu General Hospital
Ohno, Tomohisa Hamamatsu City Rehabilitation Hospital
Keywords
緩和ケア
がん患者
生命予後予測
口腔内評価
高齢者
Content Type
Journal Article
Description
目的:緩和ケア受療進行がん患者の口腔内評価を実施し,生命予後予測と口腔内状況の関係を検証した。
方法:対象は,2017年11月から2018年7月の期間に,聖隷浜松病院に入院中の緩和ケア受療がん患者で,同意が得られた85名とした。基本情報はカルテから抽出し,口腔内の状態はOral Health Assessment Tool日本語版(以下,OHAT-J)と口腔機能評価表を用いて評価した。Palliative Prognostic Index(以下,PPI)を用いて,対象者を生命予後が3週未満と予測される群(以下,予後短期群)と,それ以上(以下,予後長期群)の2群に分け比較した。
結果および考察:対象者の平均年齢は65.6±13.2歳であり,予後長期群が62名,予後短期群が23名であった。OHAT-Jでは,口唇,歯肉・粘膜,唾液,口腔清掃の項目および合計スコアにおいて予後短期群で有意に悪化が認められた。口腔機能においては,すべての項目において予後短期群で有意な悪化が認められた。口腔粘膜など口腔乾燥が影響する項目に有意な悪化が認められたものと考えられ,口腔機能に関しては,Activities of Daily Living(日常生活動作:以下,ADL)や意識状態の悪化などの結果と推察された。
結論:生命予後予測と口腔内状況には関連性があり,予後短期群の口腔内状況は予後長期群よりも不良であることが示唆された。PPIによる予後予測は口腔内状況の把握に有用であることが示唆された。
Journal Title
Japanese Journal of Gerodontology
ISSN
09143866
18847323
NCID
AN10023520
Publisher
日本老年歯科医学会
Volume
35
Issue
1
Start Page
75
End Page
82
Published Date
2020-06-30
EDB ID
DOI (Published Version)
URL ( Publisher's Version )
FullText File
language
jpn
TextVersion
Publisher
departments
Oral Sciences