ID 85525
Title Transcription
ヨシダ ニクシュ イショク ラット ノ ケッショウ オヨビ ソシキ ノ アミノグラム ノ ケントウ : シュヨウ リュウシュツ ジョウミャク ケッショウ アミノグラム
Title Alternative
A study of plasma and tissue aminograms of a Yoshida sarcoma implanted rat
Author
Goh, Masahiro The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Takehara, Hiroo The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Murakami, Hiromasa The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Okada, Akira The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Kita, Yoshitaka The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Komi, Nobuhiko The First Dpartment of Surgery School of Medicine, The University of Tokushima
Keywords
amino acid imbalanced treatment
aminogram
Yoshida sarcoma
Content Type
Thesis or Dissertation
Description
悪性腫瘍に対するアミノ酸インバランス療法の臨床応用を目的として、インバランスと
するアミノ般を決定するために実験を行なった。
環境によく馴化した、生後約5週、体重150g前後の雄性ドンリュウラットを2群に
分け、4時間の絶食の後、エーテル麻酔下に以下の操作を行った。
コントロール群(以下C群)右腎部皮下に生食水O.1mlを注入した。15例。
腫瘍移植群(以下T群)右腎部皮下に1×17 7個の吉田肉腫を生食水にてO.1mlと
したものを移植した。18例。
以上の操作以後は経口自由摂取とし、操作後7日目にエーテル麻酔下に開腹し、腹部大
動脈・左総腸骨静脈(以後、健側静脈)およびT群からはさらに腫瘍からの流出静脈(流
出静脈は右総腸骨静脈に流入する)より採血した後、腫瘍を摘出した。大動脈血の一部は
血液生化学的検査に供し、残りの大動脈血と静脈血の血漿を除タンパク後、血漿遊離アミ
ノ酸を分析した。腫瘍は摘出後重量を測定し、直ちに-2O℃以下にて凍結保存した。凍
結保存された腫瘍を、1g計測し、トリクロロ酢酸法に準じて処理して得られた5mlの上
清の一部にて腫瘍の組織遊離アミノ酸を、また、この際の沈殿物を6規定の塩酸で105℃
、24時間の加水分解を行ない、腫瘍の組織蛋白構成アミノ酸を分析した。
開始時体重および屠殺時体重とも両群間に有意差を認めなかった。肝重量も両群間に有
意差を認めなかった。腫瘍重量は8.0±0.7gであった。血液生化学的検査では、T群の
TP・Albが有意に低値をとり、CRE・Kも有意に低値をとり、肉腫による末期状態
と考えられた。血漿中の総アミノ酸濃度ではT群腫瘍側静脈はT群動脈・T群健側静脈と
比べ、有意に高値を示した。C群とT群で比較すると、必須アミノ酸でT群腫瘍側静脈の
みがC群静脈より有意に高値をとった。個々のアミノ酸でみると必須アミノ酸では、ほと
んどのアミノ酸が腫瘍側静脈・健側静脈・動脈の順に測定値が高かったが、Val・Il
eu・Leuは動脈・腫瘍側静脈・健側静脈の順、Pheは腫瘍側静脈・動脈・健側静脈
の順に測定値が高かった。非必須アミノ酸でもほとんどのアミノ酸が腫瘍側静脈・健側静脈
動脈の順に測定値が高かったが、Asn・Glu・Ornは腫瘍側静脈・動脈・健側静脈
静脈の順、CySは動脈・健側静脈・腫瘍側静脈の順に測定値が高かった。個々のアミノ
酸の流れ(動脈→組織→静脈)をモル比で比較してみると必須アミノ酸では組織遊離アミ
ノ酸・組織蛋白構成アミノ酸ともに動静脈血より高値をとるアミノ酸は認めなかった。非
必須アミノ酸ではAsp・Glu・Gly・Proの4種のアミノ酸は組織遊離アミノ酸
・組織蛋白構成アミノ酸ともに動静脈血より高値をとった。個々のアミノ酸をそれぞれ、
動脈・組織遊離アミノ酸・組織歪白構成アミノ酸・健側静脈血中での測定値の高い順に並
べてみると、Glu・Aspの2つのアミノ酸が血中で低く、組織中で非常に高い順位に
なる。以上の結果より、吉田肉腫に対してはGluとAspの2つのアミノ酸がインバラ
ンス療法のターゲットになりうることが示唆された。
Description Alternative
An experiment was conducted to find amino acids which can be utilized as targets in
amino acid imbalanced treatment for cancer.
1. A 150g male Donryu rat received a subcutaneous Yoshida sarcoma implantation. Then,
amino acids contained in the inflowing artery,outflowing vein,contralateral vein,and tumor
tissue were analyzed.
2. Plasma and tissue were measured for glutamic acid (Glu) and aspartic acid (Asp)
concentrations,which were kept in low concentrations in plasma and high concentrations
in tissue.
3. Glu and Asp were suggested as targets for imbalanced amino acid treatment for use in
Yoshida sarcoma treatment.
Published Date
1992
Remark
画像データは国立国会図書館から提供(2011/9/26。JPEG2000形式を本学でpdfに変換して公開)
FullText File
language
jpn
MEXT report number
甲第635号
Diploma Number
甲医第489号
Granted Date
1993-01-29
Degree Name
Doctor of Medical Science