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ID 119149
Title Alternative
A Study on the Case of Samukawa Economic Gardening
Author
Tanaka, Mayumi
Content Type
Departmental Bulletin Paper
Description
地域経済の持続的成長における成功事例の1 つとして、アメリカのコロラド州リトルトン市で編み出された「エコノミックガーデニング」が挙げられる。リトルトン市ではエコノミックガーデニングの導入により税収の増加、雇用の創出等経済成長を促進させ、地域経済社会の危機的状況を乗り越えたといわれている。リトルトン市が策定したエコノミックガーデニング政策は、「企業家精神に溢れた地元中小企業は持続可能な富と新規雇用の創出の原動力であり、わが市の役割はこれらの中小企業が活躍できる環境を創り出すことである」というシンプルな信念に基づいている。
このようなエコノミックガーデニングは、アメリカのみならず、日本の地方自治体においても同様に導入されてきた。地方都市としては徳島県の鳴門市がいち早く導入に至ったといわれているが、導入から10 年経った現在においても著しい成果は上がっていないように見受けられる。鳴門市の他にいち早くエコノミックガーデニングを導入した地方自治体として、鳴門市と類似の人口規模や産業構造の神奈川県高座郡寒川町がある。寒川エコノミックガーデニングの特徴は、産業振興の柱として、製造業の活性化、特に中小企業に特化したものとなっている。
このように行政主導により支援対象を限定した取り組みを促進させている自治体は全国的にも類例が無いのではないかと考える。また、「地域経済コンシェルジュ」というキーパーソンが運営主体となって活躍している。地域経済コンシェルジュは、企業との信頼関係の構築を核とした企業ニーズの掘り起こしと徹底した伴走支援を促進させ、行政と企業等の連結環として機能することで、新たに地域経済を担うであろう優良な中小企業を創出している。本稿では、地域経済コンシェルジュを核とした徹底的な伴走型の企業支援の取り組みを促進させている寒川エコノミックガーデニングの取り組みについて調査した。徹底的な伴走型の企業支援の取り組みは、信頼、繋がりというソーシャル・キャピタルを背景として、寒川町に経済的便益をもたらすものであることが明らかとなった。
Journal Title
Journal of the Center for Community Engagement and Lifelong Learning
ISSN
24351822
24352195
NCID
AA12890261
Publisher
徳島大学人と地域共創センター
Volume
33
Start Page
31
End Page
40
Sort Key
31
Published Date
2024-03-25
FullText File
language
jpn
TextVersion
Publisher
departments
The Center for Community Engagement and Lifelong Learning