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ID 116911
Title Alternative
An investigation of anomaly in number of the permanent teeth of cleft lip and cleft palate patients at Tokushima University Hospital
口唇裂・口蓋裂患者の歯数異常に関する調査
Author
Ichihara, Aki
Ogasawara, Naoko
Amachi, Ryota
Keywords
口唇裂・口蓋裂
臨床統計学的調査
歯数異常
Content Type
Journal Article
Description
口唇裂・口蓋裂患者は,軟組織や骨の癒合不全だけでなく,永久歯の先天欠如や過剰などの歯数異常が認められ,歯科矯正学的対応に苦慮することも多い.そこで,口唇裂・口蓋裂患者における永久歯の歯数異常の実態を明らかにすることを目的として,1995年1月から2011年12月までの17年間に出生し,徳島大学病院矯正歯科を受診した口唇裂・口蓋裂患者(症候群を含まない)を対象とした調査を行い,以下の結果を得た.
1.調査資料が揃っている患者101名の男女比は,1:1.02であった.
2.顎裂保有者82名の顎裂部位は,1 ▼ 3の型が最も多く,次いで1 ▼23の型であった.(▼は顎裂部位を示す)
3.永久歯における歯数異常の発現率は63.4%であり,歯の欠如のみを有するものが50.5%,過剰歯のみを有するものは8.9%,歯の欠如と過剰歯をともに有するものは4.0%であった.
4.歯の欠如の歯種別頻度は,側切歯が最も多く,次いで第二小臼歯の順であった.
5.顎裂保有者のみを対象とすると,歯の欠如の発現頻度は披裂側で59.8%,非披裂側で24.3%であった.
以上のことから,口唇裂・口蓋裂患者での先天欠如歯の発現率は高いため,治療計画立案時に補綴治療を含めた包括的歯科治療の必要性が示唆された.
Journal Title
The Journal of Chu-Shikoku Orthodontic Society
ISSN
09157581
NCID
AN1037147X
Publisher
中・四国矯正歯科学会
Volume
30
Issue
1
Start Page
51
End Page
58
Published Date
2018
EDB ID
FullText File
language
jpn
TextVersion
Publisher
departments
University Hospital
Oral Sciences