ID | 111212 |
タイトル別表記 | Impact of Competitive Fe(III) Ion on the Complexation of Humic Acid and Toxic Metal Ions
|
著者 |
喜多, 郁弥
徳島大学
磯野, 成美
徳島大学
|
キーワード | humic acid
metal complexation
Fe3+ ion competition
|
資料タイプ |
学術雑誌論文
|
抄録 | 環境中の主要な有機配位子である腐植物質の一種であるフミン酸について,金属イオン(Be2+,Ni2+,Co2+,Cd2+,Pb2+)-フミン酸錯体の見かけの錯生成定数(log β)及び静電的影響を排した真の錯生成定数(log KMA)をFe3+イオン競合条件下において決定した.Ni2+イオン及びCd2+イオンはFe3+イオン濃度増加に伴いlog βが減少し,競合の影響を受けることが示された.Co2+イオンはFe3+イオン濃度増加に対しlog βはあまり減少せず,競合の影響が小さいことが示された.Pb2+イオンはほとんど競合の影響を受けず,Fe3+イオンと異なる結合サイトに結合していることが示唆された.錯平衡モデルを用いて求めたlog KMAを基に,Fe3+イオン競合下での金属イオンの錯体生成量を見積もり,実測値とモデル計算値の比較を行った.モデル計算値はFe3+イオンの競合影響を過大評価する傾向にあることが示された.
|
掲載誌名 |
分析化学
|
ISSN | 05251931
|
cat書誌ID | AN00222633
AA11681958
|
出版者 | 日本分析化学会
|
巻 | 66
|
号 | 12
|
開始ページ | 875
|
終了ページ | 883
|
発行日 | 2018-01-11
|
権利情報 | © The Japan Society for Analytical Chemistry 2017
|
EDB ID | |
出版社版DOI | |
出版社版URL | |
フルテキストファイル | |
言語 |
jpn
|
著者版フラグ |
出版社版
|
部局 |
理工学系
|