ID | 114115 |
タイトル別表記 | Geologic traverse of the Sambagawa metamorphic belt in central Shikoku, SW Japan : from the lowest-pressure metasediments to the highest-pressure ultramafic rocks
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著者 |
水上, 知行
金沢大学
遠藤, 俊祐
島根大学
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キーワード | 三波川帯
沈み込み帯
新居浜地域
構造岩石学
変形
片岩
エクロジャイト
超苦鉄質岩
スラブ-マントル相互作用
Sambagawa metamorphic belt
subduction zone
Niihama district
structural petrology
deformation
schist
eclogite
ultramafic rocks
slab-mantle interaction
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資料タイプ |
学術雑誌論文
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抄録 | 我々が直接には到達できない沈み込み帯深部の岩石を,何らかの地質学的過程の末に現在の地表に露出させているのが低温高圧型の三波川変成帯であり,三波川帯が擁する地下約15〜100kmの深さで形成した多様な岩石,しかも沈み込み境界の下盤側と上盤側,両者の岩石群をまとめて観察できるのが四国中央部の新居浜地域である.そういった岩石群が地下深部へもたらされ,その後地表に至るまでに行われたプレート間のせめぎ合いは,岩石が宿すに至った鉱物組成や変形構造,および岩石相互の露出位置関係という形で保存されている.本巡検では,造山運動や地殻-マントル相互作用に関する情報が数多く記録された新居浜地域三波川帯の地質を,おもに構造岩石学的な視点から概観する.地殻起源変成岩としては最浅部にあった中七番ユニットの砂質片岩や最深部にあった権現エクロジャイト等を,またマントルウェッジ起源の超苦鉄質岩類では最深部に達していた東赤石かんらん岩体を主な観察対象とする.白亜紀のユーラシア東縁沈み込み帯深部で起こっていた様々な地質現象,特に変形と化学反応に,短時間でなるべく濃密に触れることができるよう,本巡検を企画した.
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掲載誌名 |
地質学雑誌
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ISSN | 00167630
13499963
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cat書誌ID | AN00141768
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出版者 | 日本地質学会
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巻 | 123
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号 | 7
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開始ページ | 491
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終了ページ | 514
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発行日 | 2017-07-15
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EDB ID | |
出版社版DOI | |
出版社版URL | |
フルテキストファイル | |
言語 |
jpn
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著者版フラグ |
出版社版
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部局 |
理工学系
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