ID 109421
タイトルヨミ
エイゾウ サクヒン オ リヨウ シタ ニホンゴ キョウイク ノ タイケイカ ニ ムケテ : カイガイ ニオケル リヨウ ジッタイ ト キョウシ ノ イシキ カラ
著者
保坂, 敏子 日本大学総合科学研究所
門脇, 薫 摂南大学外国語学部
キーワード
映像作品
授業目標の体系化
客観主義
構成主義
共通参照枠
資料タイプ
紀要論文
抄録
本稿は、映画、TV ドラマ、アニメといった映像作品を日本語教育に有効利用できることを目標に、これまでの先行研究で明らかになった使用上の問題点などを整理した上で、ベトナム・香港・ヨーロッパで実施した調査を客観主義と構成主義の観点から分析して、示唆を得るものである。分析の結果、映像作品の授業利用は客観主義的アプローチのものが大半で、教師は映像作品が学習の動機づけとしてだけでなく、言語形式や文化を学習するリソースとしての有効性を認識しながら利用していることが分かった。また、特に香港では、構成主義的アプローチに基づく実践も芽生えており、実践数は限られているものの、対話を促す学習リソースとして有効利用できる可能性がうかがえた。利用上の問題点としては、特に、映像利用を行う際の授業目標が明確ではないという問題が浮かび上がった。この結果から、映像作品を利用した授業目標の体系化と具体的な授業デザインを提案する必要性が示唆された。この結果を基に、今後は、ヨーロッパ共通言語参照枠(CEFR)のような、映像作品の有効利用のための参照枠組みの構築を目指したい。
掲載誌名
徳島大学国際センター紀要・年報
ISSN
21863024
cat書誌ID
AA12578127
2012
開始ページ
47
終了ページ
59
並び順
47
発行日
2012
EDB ID
フルテキストファイル
言語
jpn
著者版フラグ
出版社版
部局
国際センター