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ID 115193
著者
資料タイプ
学術雑誌論文
抄録
腹腔鏡下腎摘除術や副腎摘除術は, 簡便な低侵襲手術として標準化され普及している. 本項では, 腎茎の血管処理を安全に遂行するための術前準備, 血管処理の基本について述べた. 術前に血管走行などの作図を行い, 手術手順を確認する準備が重要である. 術前に把握されていない構造物に遭遇した際には, 手技を中断し, 画像を見直すことで安全に手術を遂行できる. また, 手術後に手術動画を省みることで, 画像読影力や作図能力は向上していく.
血管処理は, 「血管以外の組織を凝固切離した結果, 血管だけが残った」という考えで, 丁寧に基本に忠実に行う. 助手の術野展開と鏡の選定を行い, 処理に適した角度から良好な視野を得る. 血管は把持せず, 血管に垂直に鉗子を動かし剥離を行う. 微量な出血も放置せず, その都度止血し無血野を保つ. 各種デバイスの特性を理解し, 処理に最適なデバイスを選択する.
掲載誌名
Japanese Journal of Endourology
ISSN
21861889
21874700
cat書誌ID
AA12524434
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
32
1
開始ページ
62
終了ページ
65
発行日
2019-07-27
EDB ID
出版社版DOI
出版社版URL
フルテキストファイル
言語
jpn
著者版フラグ
出版社版
部局
病院
医学系